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| 365GT4 2+2 | ||
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| 400GT | 412 |
365GTB/4 daytona |
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| 365GT 2+2 | 365GTC/4 | 365GT4BB |
| このピニンファリーナによる美しいクーペが登場したのは1972年の事。365GT2+2、365GTC4の後を受け継ぐモデルとしてパリサロンで発表された。それまでの曲線的フォルムから一転して、彫刻的、直線的な造形へと変化する。このスタイリングモチーフは、先に発表されたフィアット130クーペ、ランチャガンマクーペ、ロールスロイスカマーグにも見られ、当時のピニンファリーナのスタイルの特徴の一つと思われる。 細部を観察すると、365GTB/4デイトナ、365GT4BBにも通ずる処理が見られる。サイドに走るインバース面はデイトナにて試みられたものであり、薄いノーズに置かれたポジジションランプ、フード上のエアアウトレット、6連のテールランプはBBと酷似している。スタイリングを手掛けたレオナルド・フィオラバンティ氏が「デイトナの2+2版をイメージした」と語っている。 また、スタイリングの良さの要と思われるのは、そのプロポーションの完璧さである。リアクオーター、サイドから見る姿は、まさに完璧という言葉がふさわしいだろう。各ピラーとホイ−ルのバランス、低い地上高とボディにめり込む大径ホイールはスポーティさとフォーマル感をうまくバランスさせている。リアの凹面に丸型ランプが配置されてるあたりも、彫刻的で魅力的である。 72年365、76年400、85年412とマイナーチェンジされてきたわけだが、外観上の変更点は、365は6連のリアコンビランプとセンターロックのホイールが特徴。400になると、ホイールが5ボルトの通常のタイプになり、フロントにエアダムが追加。 412では、それまで黒であった前後のウレタンバンパーがボディと同色になり、ホイールもテスタロッサのそれに準じたデザインに変更。フロントエアダムからサイド、リアへとスカート状の処理がされ、より現代的なスタイリングになる。 412の時代と言えば、まさにバブル真っ只中、412も「VIP御用達」であっただろう。フェラーリの中でもテスタロッサと並ぶ高額車、しかし設計の古さが散見されるフラッグシップでもあったのだ。 しかし、この古さが独特の価値を持っているのも事実。名前の412も1気筒あたりの排気量を表す、フェラーリ伝統のネーミングであり、華奢な感じさえするボディの中身は、パイプフレームにダブルウィッシュボーンにダブルダンパー、そしてレーシーなV12エンジン。古き良き時代のGTそのものである。 この6、70年代のイタリアンGTの末裔を現代の路上で転がすのは中々楽しい仕事である。フェラーリと言えば2シーターで、生粋のスポーツカーであるというのが世の常識だろう。2+2のフェラーリは・・・、とほとんどの方が言うだろう。しかしこの2+2フェラーリほど「通」を演出するにふさわしい車も無いのではないだろうか?エンジンを掛けた瞬間からフェラーリであることを主張してくるし、高速道路で深くアクセルを踏み込んだ時のフィーリング、サウンドはフェラーリそのものである。音はボクサー12、最新の8気筒ともまた違ったサウンドである。やはり古い12気筒のサウンドである。 著名人にも412を愛用者が多数存在したが、なるほどと思わせるような人物ばかり。あのエンツォ・フェラーリも晩年412を自身でドライブしていたという話もある。 フロントに鎮座するV12は、72年当初はデイトナとほとんど同じ60°V12、4390ccで、6基のウェーバーキャブレ−ターにより、340bhp/7000rpmを発生。デイトナよりは小型のウェーバー、ドライサンプからウェットサンプに、またダウンドラフトからサイドドラフトに変更されている。 その後の76年には400GTへマイナーチェンジ、内外装の変更とともに4823ccへ排気量アップ。出力は340bhp/6500rpm。 79年にはウェーバーに代わりボッシュKジェトロニックを装着した400iが登場、始動性、扱い易さは向上したものの、出力は低下し、310bhp/6400rpmとなる。また、この400iではオートマチックトランスミッションモデルも登場。このATはアメリカGM製のターボハイドラマティック400型で、ビックブロックV8対応のヘビーデューティ型。 そして、1985年に412が登場。内外装の変更と共に、エンジンが4943ccへ排気量アップ。コンプレッションを400iの8.8to1から9.6to1へ、イグニションシステムをマイクロプレックスへ変更、これによりkジェトロニックながら340bhp/6000rpmにパワーアップされる。 |
| 自動車専門誌「自動車ジャーナルWa」 で412につい書きました。 |